体験談
永沼 雄家
私は2008年の8月11日から9月5日にかけて大連に短期ホームステイ留学をしていました。中国語を専攻言語としていながら、中国留学のタイミングを逃してきた私にとってこの機会は学生の内に留学を体験できる最後のチャンスであり、二度目の中国訪問となりました。私は小学生時に一度家族とともに中国を旅行しており、その強烈な熱気やエネルギーに幼いながら魅了され、再度の訪問の機会を心待ちにしておりました。それから10年余りの月日が流れ、より発展した中国を肌で感じる機会を得ることができ、真に嬉しく思っています。
大連での生活は刺激に溢れたものでした。豊富な食材とそれを巧みに利用する食文化や日本とは似ている様でも異なる生活習慣、何よりも本場の中国語。どれも日本にいては体験することが難しい「本当の中国」であり、私が小学生のころから惹かれていたもの全てが揃っていました。また、今回の留学生活は一月に満たない短い期間でしたが、
授業を担当して下さった先生やホストファミリー、会話の相手や中国語作文の手直しをしてくれた大連理工大学の学生の方々のおかげで、私のリスニングや発音は大きく向上し、今後は社会人として訪れるであろう中国での生活に自信を持つ事が出来ました。こうした素晴らしい機会を下さった全ての皆様に、厚く御礼申し上げます。
伊藤夏紀家
(日本の家族が訪中)
半年以上ホームステイをした今、来た当時のことを思い出すと、どのように毎日過ごしていたのか不思議になる。二年間日本の大学で第二外国語として中国語をやってきたので、出来ないなりに少しは話したり、聞き取れたりするかなと思いながら大連にきた。しかし、ホームステイが始まって、その甘い思いは一気に打ち消された。何を言って言いか全然分からない。たとえ単語が思い浮かんで言ったとしても、発音が悪くて分かってもらえなかった。とにかく初めは、パパママの言うことを繰り返すことしかできなかった。そんな全然中国語を話せない私を、パパとママは毎日励ましてくれ、発音の悪い私のために、最初のころ毎日教科書読みに付き合って応援をしてくれた。そこから、少しずつ自信がつき中国語が話せるようになった。ホームステイで初めて覚えた「お腹がいっぱい」という言葉からどんどん会話が増え、今ではパパとママと毎日冗談が絶えず、本当の親子のように仲良しである。
和田源家
私がアメリカと中国のホームステイを経験して、まず感じたのは自分の存在位置です。アメリカでは自分はあくまで、その家の「ゲスト」的な存在でした。要するに自分はその家で寝泊りしてご飯を食べる。そして部屋で勉強する。アメリカではそれだけの生活だったのに対して、中国では本当の「息子」のように接してもらっています。子供を大事にする中国ならではなのでしょうけど、何をするにも手取り足取り教えてくれます。中国語の全く出来ない私は、最初すごく不安を感じていましたが、そんな不安は1日で吹き飛んでしまいました。英語を少し話せるレベルでアメリカに行ったときよりも、今の方が遥かにこれからの生活に対して自信を持っています。覚えたての言葉をすぐに表現できる。そんな環境が与えられている自分がすごく幸せに思う今日この頃です。
澤村真依子家
ホームステイは家の一部屋を借りて生活させてもらうのではなく、家族の一員として生活するというところが魅力の一つです。『ニーハウ』と『謝謝』(こんにちはと有難う)しか分からないまま、すぐにホームステイを始めたので、最初は気持ちが伝えられないもどかしさで苦労はしましたが、家族の皆がとても親身になって、接してくれたので、生活に馴染むことができました。家族では、学校で習えない餃子の作り方や、中国将棋、トランプなど色々教えてもらっています。また、毎日美味しい料理を作ってくれて、私もモリモリ食べるので、健康状態を一番心配している日本の家族は、たまに送る私の丸々していく写真をみて、とても安心してくれています。語学以外も沢山学べるこんな充実した留学はなかなか味わえないだろうなぁと思います。
山田一貴家
中国でホームステイをすることに対して「中国語もろくにできないのに大丈夫だろうか?」と最初は心配していました。でも中国家庭と一緒に生活をしてみると、ホストファミリーはすごく親切で、いつも自分を1番に考えてくれ、本当の家族のように接してくれました。下手な中国語も真剣に聞いてくれ、また中華料理(水餃子など)の作り方も教えてくれました。その他にもホームステイをしないと分からない事をたくさん教わりました。初めは不安でいっぱいでしたが、ホームステイをし貴重な体験ができて本当に良かったと思っています。
増田明子家
私は留学の半分を寮で過ごしましたが、ホームステイでしか得れないものがあるはずです。最もよい言語環境の中で生活できるというのはもちろんですが、私の場合言葉よりも他の面で得たことのほうが多いように思います。熱心に中国の色々な習慣や文化を教えてくれたり、また中国の結婚式に参加する機会もありました。その中でも本当の家族のように可愛がってくれたホストファミリーと過ごした一日一日は一番の思い出です。最初風俗習慣の異なる家庭に入り生活するのには不安もありましたが、今では中国に家族と帰る家ができたような感じです。
松島彩乃家
(日本の家族が訪中)
こっちに来る前はちゃんと生活していけるのかなって思ってたけど、中国に来て早くも10日、すっかり馴染んでいる自分がいる。毎日毎日が新鮮な体験でいっぱい。笑わなかった日は1日もない。信号のない道路を渡るのにも慣れたし、朝6時半に起きるのだって慣れた。それにしても人多すぎ。私の中国の家族はとてもやさしい。「私たちはあなたが早く中国語ができるようになるために、最大の努力を尽くします。」って言ってくれた。とても嬉しかった。半年後、私は色んな意味で中国人になっていると思う。恐るべし中国。
川村亜佐子家
(日本の家族が訪中)
私は全く中国語を習った事無く大連へ来て、ホームステイを始めたのですが、夕飯を一緒に作ったり、宿題を教えてもらったりでとても充実した日々を過ごしています。今はまだ、ほんの僅かな単語しか分らず、悪戦苦闘していますが、これから半年どんな経験ができるのか楽しみにしながら生活できればと思っています
高城亜子家
友人と夏休みを利用して出掛けた旅先で交通事故に遭遇。大連の病院に10日間ほど入院しました。ホームスティを始めて2週間目の出来事でしたが、スティ先のご両親は、病院食が日本人の私には合わないことを心配して、何度も手作りの家庭料理を持ってきてくれました。そして何時間も私に付き添って、私の体調を気遣ってくれました。そのときの情景はつらい病院生活とは対照的に、 いまでも私の中に暖かい思い出として残っています。
またホームスティの際に入会する保険会社ウェルビーの事故後の対応も迅速で、日本語のできるスタッフがすべての処理を代行、海外での万一にとっても心強い保険です。
黄木理奈子家
ホームステイのメリットとしては、当然ながら中国語に接する機会の増加があげられますが、 それ以外にも精神面のサポートも大きな魅力だとおもいます。慣れない外国での生活で、 ホームとなる場所が初めから用意されているのはとても心強いものです。
私も体験するまでは文化の違うホスト先との摩擦を懸念していたのですが、それは基本的に初めの1ヵ月ほどで解消される程度ですし、 中国に留学してきた時点で中国という国と自国とのギャップにはぶつからざるをえないので、結局は自分次第なのだと思います。
中国語にも中国にもどっぷり漬かろうと考えるなら、やはり私はホームステイをお薦めします。
安藤彩羅家
私達は生涯の中で、またしても日本人の孫娘を迎え入れる事ができるとは思ってもみなかった。それは、長く生きた故の縁だと言えるかも知れない。彼女は私達をお祖父さんお祖母さんと呼び、とても親切であり、実の孫達と何ら変わりはない。家での生活が少し長くなり、互いに親密になると、私達はしょっちゅう冗談を言ったりするようになった。ある時は、彼女は自分から進んで私達の肩を揉んでくれたりする。互いの言葉上での交流で私達は勤めて普通語を使い、方言は用いない。このようにして彼女に正確な中国語を教えていく。生活の中ではお互いに気遣い合う。彼女にはお客様のような待遇は要らないと言え、なんと言っても異国の家庭の中で生活する子供達には多くのことを積極的にするべきである。彼女も家族同様、積極的に行動し、親しく挨拶する。彼女は私達の家族になることで、多くの楽しみを与えてくれた。しかし、彼女が「おはよう」「おやすみ」「ありがとう」「ごめんなさい」等の言葉を口にするのが比較的多い、この事に関しては日本文化との違いを感じ得ない
安藤さんステイ先の祖母
チャットやメールといった、機械を通しての会話伝達が多くなった日本。相手の気持ちを思いやることがだんだん忘れられている気がする。だが、わが子やその仲間たちは異文化の中で、互いに気を使いあう、また、言葉や思いやりを学ぶ毎日を送っている。どの子も、早寝早起きをし、テレビやゲームから遠ざかった健康的な生活の中で、精神面でも、非常にたくましく成長していた。
日本からだけでなく、韓国や欧米といった広い地域からの留学生もいる中で、意欲的な学習に取り組む日々を送れることに感謝している。
安藤さん日本の父親
ITE中国
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